多治見市虎渓用水広場の事例を参考に
2025年11月27日(月)追浜えき・まち・みちデザインセンターにて、記念すべき第1回となる「追浜まちづくりトークセッション」を開催しました。
岐阜県多治見市のたじみDMOから小口 英二さまをお呼びし、たじみDMOにて管理・運営されている虎渓用水広場を事例に、「公共空間利活用とまちのにぎわい」をテーマにお話をいただきました。
当日ご参加くださった15名のみなさまと、今後の追浜の公共空間を考える上で大変参考になるお話を伺うことが出来ました。

たじみDMOの小口さまにトークを行っていただきました
岐阜県多治見市は名古屋駅から電車で約30分程度の場所に位置しています。今回事例としてご説明いただいた虎渓用水広場は、2016年にJR多治見駅前に整備されました。
虎渓用水広場は、元々昭和のころに暗渠となり市民から見ることができなくなっていた虎渓用水を、地域の発展をもたらした地域資源として市民に用水が見えるようにし、
かつ地域の人が集う場所として整備したものです。広場には多治見市の里山に生育する植物を植えており、地域の自然について学び、触れながら過ごせる場でもあります。
では、虎渓用水広場はどのように利活用されているのでしょうか?
お話を伺ってみると、ビアガーデンやキッチンカーの出店のような活用方法から、
ビジネスマンが打合せをしたり、子どもたちが遊んでいたりという風景まで見られるそうです。
虎渓用水広場は様々な方が利用するため、適切な維持管理が必要ですが、広場で出店する際などの利用料金が維持管理にも活用されています。
利用料金はできるだけ安価に設定され、出店しやすくすることで日常的にイベントが多数開催され、イベントが多くなることで広場に立ち寄る人も多くなっているとのお話がありました。

広場の日常の利活用の様子についてお話しくださいました
広場の維持管理の工夫についてもお話を伺いました。虎渓用水は栄養が豊富なため、藻がたまりやすく掃除が必要であるとのこと。
用水の掃除に地域の方がご協力くださり、掃除をしながら自然観察を楽しむ体験が生まれているそうです!
維持管理とコンテンツを両立した、地域に根ざした意義ある活動だと感じました。
また虎渓用水広場は、広場で何かやりたい方がすぐに楽にイベントができるように、水道・電気設備やテントを固定するためのアンカーをはめるねじ穴等を備えているほか、いすやテーブル等の備品も貸し出しているとのこと。
広場が多くの方に使われ、親しまれている理由の一つとして、利用者のことを考えた広場であることが挙げられるのではないかと思います。

広場では多数の貸出備品を用意されているそうです
広場を、まちで何かを始めるための場所に
虎渓用水広場が多治見で何かをやりたい人の受け皿となり、まちのことを考える方と出会い、一緒に何かをやっていく第一歩を踏み出す場所になっている、と小口さんはおっしゃっていました。
広場での活動が発展しまちが面白くなり、広場を経由して地域のプレイヤーとなっていく。
広場があるからこそまちでいろんなことが始められるのではないか。広場の大きな可能性を感じたトークでした!
虎渓用水広場について 虎渓用水広場 – |岐阜県多治見市駅北広場
たじみDMOについて たじみDMO – 一般社団法人多治見市観光協会

ユニークな広場活用事例もご紹介くださいました
参加者のみなさまと、追浜の公共空間の利活用案を考えるアイディア共有会を行いました
追浜まちづくりトークセッションは、参加者のみなさまの意見をお聞きすることも重視しております。
今回は公共空間利活用というテーマに基づき、「追浜の公共空間の利活用案を考える」アイディア共有を行いました。

真剣にアイディアを考える参加者
4班に分かれ参加者で会話をしながら生まれたアイディアには、わくわくする内容が沢山ございましたので、一部を紹介します。
A班では、追浜は高校生や球場に行く人が多いまちだが、商店街にその人たちの居場所になる場所がないため、
人が滞在する場所が必要なのではないか、というアイディアをいただきました。
B班は、移動式図書館で駅と住宅地をつなぐというアイディアや、駅の西側・南側のエリアとのつながりを強化していくアイディアなどが挙がりました。

グループに分かれてアイディア共有を行いました
C班からは、職業について伝える「職育」、鷹取川の水を使って田植えをするなどの「食育」があるまちにできないかといった、ユニークなアイディアがありました。
D班では、追浜の長い歴史が分かる仕掛けが利用者の多い駅前にあるとよいというアイディアや、変わっていく時代の流れに乗り、先を読んだまちづくりが出来るとよいということまで話されていました。
小口さまからいただいた講評では、参加者のみなさまそれぞれがやりたいことや、公共空間でどう過ごしたいかのイメージを持っているため、
その思いをあきらめずに伝えていき、鷹取川が好き、地域が好きなどといった意見を表現できる場が生まれていくとよいというコメントがありました。

アイディア共有会の後に講評をいただきました
デザインセンターディレクターの芝原は、虎渓用水広場はデザインもこだわり、地域と広場の使い方についての議論も行われたことで、現在多くの方が使いたくなる広場になっているという実感を受けたとのこと。
「追浜らしい広場」を議論して作ることが出来ると、広がりが生まれるのではないかという今後に繋がる言葉で会を締めくくりました。
ご参加いただいたみなさまから、広場をはじめとした公共空間の空間づくりや利活用の中で、自然や歴史、スポーツといった追浜の資源を活かしたい、追浜駅を中心として他のエリアとの人の流れをつなげられるような場を作りたいといった生のご意見をいただくことができました。
また、実際にどのように広場を活用したいかという点まで話が及びましたので、小口さまのお話にもありましたように、地域のみなさまと広場の使い方も含めて考えながら、
追浜駅前によりよい広場、公共空間ができるようにデザインセンターとしても検討を進めていきたいと思います!
ご参加いただいたみなさまのおかげで、公共空間利活用をテーマにした第1回目のトークセッションは大変実のある内容になったと感じております。ありがとうございました!
いただいたご意見等を踏まえながら、デザインセンターとして追浜のえき・まち・みち空間の公共空間をどのように利活用していくとよいか、
また、ディレクターのコメントにもあった「追浜らしい広場」とはどのような場なのかを引き続き考えていきます!
今後もトークセッションなどを通して、地域のみなさまとコミュニケーションを取れますと嬉しく思います。

ディレクターの芝原が閉会挨拶を行いました
引き続き、追浜えき・まち・みちデザインセンターでは外部の方をお招きしたトークセッションや、地域のみなさまとの意見交換を行いながら、
えき・まち・みち空間の魅力向上やまちづくりに関する課題解決などを進めていきますので、是非ご参加、ご関心をお寄せください!
開催概要
|
日時 |
2025年10月27日(月)18:30 – 19:45 |
|
場所 |
追浜えき・まち・みちデザインセンター |
|
主催 |
追浜えき・まち・みちデザインセンター |
